アルコール体質を知って、個人と組織の健康と安全を守る
日本人の約半数は、お酒に弱い体質を持つといわれています。
その違いは生まれつきの遺伝子によって決まり、酔いやすさだけでなく、がんや肝疾患、依存症などの健康リスクにも関わります。
ATC-SのWEB版アルコール体質検査は、特許技術と10年以上の臨床研究実績に基づいた信頼できる方法で、唾液だけで簡単に体質を調べることができます。
検査結果は、社員・職員・学生・住民といった一人ひとりの健康管理に役立つだけでなく、組織全体のリスクを「見える化」し、事故防止や健康経営の推進につながります。
私たちは、アルコールに関連した事故や病気を未然に防ぐことを使命としており、検査だけでなく未成年者のアルコール事故防止や健全なお酒との付き合い方を広める啓発活動・講演も行い、安心できる社会づくりを支えています。
アルコール体質検査とは
お酒に強いか弱いかは、生まれつきのアルコール代謝に関わる酵素の遺伝子によって決まります。
「アルコール体質検査」とは、アルコールを分解するADH1B遺伝子と、有害なアセトアルデヒドを分解するALDH2遺伝子を解析し、体質を明らかにする検査です。
これらの遺伝子は両親から受け継ぎますが、組み合わせは人それぞれ異なります。
親がお酒に強くても子どもが同じ体質になるとは限らず、体質によってはがんや肝疾患などの病気リスクが高まる場合もあります。
アルコール体質検査は、自分や周りの人の健康を守るために欠かせない「リスク理解の第一歩」となるのです。
アルコール体質分類と特徴
| タイプ | 特徴 | 飲酒によるリスク | 主な対策 | 日本人の平均割合＊ |
|---|---|---|---|---|
| A（大酒飲み型） | ゆっくり代謝、酔いが長く続く | 依存傾向 | トラブル時のフォロー体制維持 | 4% |
| B（酒豪型） | 速く分解、いくらでも飲める | 肝疾患 | γ-GTP等の定期検査、休肝日制度 | 54% |
| C（勘違い型） | 酔いが長く楽しいが二日酔い常習 | 依存傾向・消化器系がん | 節制サポート・飲酒記録共有 | 3% |
| D（赤ら顔型） | すぐに顔が赤くなりやすい | がんリスク高 | 飲酒制限、消化器検診 | 33% |
| E（超下戸） | 飲めない・拒否型 | 少量で事故・健康障害 | ノンアル常備・無理強い禁止 | 7% |
＊（横山顕著「お酒を飲んで、がんになる人、ならない人」より）
アルコール体質検査の有用性
-
個人にとって
自分の体質を正しく理解することで、飲酒量の目安を把握でき、二日酔いや体調不良の予防につながります。体質に応じた生活習慣の改善が可能となり、がん・肝疾患などの病気予防に活かせます。
-
企業・団体にとって
社員の検査結果を集計・分析することで、組織全体のリスクを可視化できます（匿名集計にも対応）。飲酒事故や労災の未然防止、ハラスメント対策、医療費抑制など、健康経営を進めるうえで大きな武器となります。
ATC-Sでは、唾液を採取するだけで簡単にアルコール体質を解析できる
「WEB版アルコール体質検査キット【団体様用】」を提供しています。
安全管理や健康経営の一環として、幅広い企業・団体でご活用いただけます。
-
FEATURE
ATC-Sの特徴
-
生命科学教育研究所の認定企業
当社は、アルコール体質検査の研究開発分野において高い評価を受けている一般社団法人生命科学教育研究所（BEL:Bio Education Laboratory）の認定企業です。
-
個人情報の登録不要で検査
個人情報保護を最優先に考えた高精度な遺伝子検査システムによる、安全かつ正確な検査サービスの提供を行います。個人情報の登録なしで検査ができます。
-
学術的信頼性と認定
当社は、一般社団法人生命科学教育研究所（BEL）の認定を受け、発明者の木下健司理学博士や久里浜医療センター横山顕医学博士といった国内トップクラスの研究者の監修のもと、10年以上にわたる臨床研究実績と多数の研究機関との共同研究を積み重ねてきました。
特許技術と高精度
唾液を採取するだけの簡便な方法でありながら、独自の特許技術により高精度で確かな再現性を実現しています。
個人情報を守る仕組み
当社は、個人情報を登録せずに検査できる匿名ID管理方式を採用しており、組織導入時のセキュリティリスクを最小化して安心してご利用いただけます。
（ご要望により、メールアドレス登録によるプッシュ通知も可能）
-
BUSINESS
ATC-Sの事業内容
-
WEB版アルコール体質検査キットの提供と検査結果を活用した健康支援
-
唾液を用いた特許技術によるアルコール体質遺伝子検査キットの提供
-
検査結果を活用したリスク別レポート作成、個別指導、集団分析
-
講師による研修・啓発プログラムの実施
-
臨床的・疫学的共同研究の推進と研究支援
主な導入先
- 民間企業（製造業・運輸業・建設業など安全管理が重視される業種）
- 公共機関・自治体・健康保険組合
- 健診機関や病院、がん検診事業者などのヘルスケア関連事業者
- 教育機関（未成年者飲酒事故防止およびヘルスサポート）
- 大学・研究機関（臨床研究・疫学研究における共同研究パートナー）
アルコール体質検査を導入するメリット
- 事故や労災、飲酒トラブルの未然防止
- がん・肝疾患などの生活習慣病やアルコール関連疾患の予防
- 健康経営の推進と医療費の削減
- 未成年者や地域社会への啓発活動
- 共同研究を通じた臨床的・疫学的な科学的知見の創出
1.研究支援・学術連携
ATC-Sは、大学や研究機関と連携して臨床・疫学研究を共同で行い、アルコール体質と疾患リスク（がん・肝疾患・依存症など）の関連を解明するとともに、学会発表や論文投稿による科学的エビデンスの蓄積、研究データの解析支援や研究用検査キットの提供にも取り組んでいます。
2. 企業・団体向け支援
ATC-Sは、アルコール体質検査キットの提供（個人結果＋集団分析）を起点に、検査結果を活用したリスク別レポートの作成や階層別社員教育、専門講師による研修・講演会（オンサイト・オンライン）を行い、さらに年1回以上のフォローアップ研修を通じて健康経営施策のPDCA（Plan Do Check Act）を継続的に支援しています。
3. 教育・啓発活動
ATC-Sは、大学初年次を対象とした未成年者飲酒事故防止キャンペーンや高校・大学での正しい飲酒習慣とリスク教育を行うとともに、地域社会や自治体と連携した啓発セミナー・イベントを実施し、さらにノンアルコール飲料メーカー等との協働を通じて健全な飲酒文化の普及にも取り組んでまいります。
-